青汁とは

青汁には食物繊維たっぷり

青汁が人気のそのワケ。
代表的な青汁の特徴として有名なのは「豊富な食物繊維」ですね。
食物繊維は、腸の中にある老廃物の排出を促す効果があり、主には便秘に効果が認められています。
では、青汁にはどれほどの食物繊維が含まれているのでしょうか? 青汁の食物繊維とはどのようなものなのでしょうか? 今回は、知っているようで知られていない青汁の食物繊維について紹介します。

■青汁に含まれる食物繊維の種類

青汁に食物繊維が豊富に含まれているのは周知の事実です。
では、どのような食物繊維が含まれているのでしょうか? 食物繊維にはどのような種類があり、青汁にはどんな種類の食物繊維が含まれているのでしょうか。
食物繊維には、大きく分けて「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があります。
不溶性と水溶性、その単語の意味の通り、水に溶けやすいかそうでないかの差です。
不溶性食物繊維とは、主に野菜や穀類、豆類などに含まれています。
水には溶けませんが、水分を吸収して膨らむ特徴があり、小さな便を大きくすることで腸を刺激し、蠕動(ぜんどう)運動を活発にする働きがあります。
水溶性食物繊維とは、昆布やワカメなどの海草類、果物、こんにゃく、里芋などに多く含まれています。
腸内の余分な水分を吸収し、硬い便を柔らかくする食物繊維です。
さらに、水溶性食物繊維は、腸内に生息する善玉菌(ビフィズス菌)のエサとなります。
善玉菌が元気でいることは、腸内環境を整えるうえでとても大切なことです。
また、水溶性食物繊維は、コレステロールを吸着し老廃物として排出することでも知られています。
青汁には、上記2種類の食物繊維がバランスよく配合されているのです。

■青汁に含まれる食物繊維の含有量
食物繊維、いったいどれほど含まれているのか気になりますよね? 数字で表現するよりもわかりやすく、「レタス?個分」という表現で行います。
レタス1玉(中玉)に含まれる食物繊維は、約3.85gです。
当然ながら、食物繊維の含有量は各メーカーによって異なります。
今回は特定のメーカーの情報に偏らずにお伝えします。
青汁に含まれる食物繊維の含有量ですが、最大のものは1杯で3.6gも含まれているものがあります。
ほぼレタス1玉分ですね。
しかしながら、多くのメーカーは1杯約1.5g程度の食物繊維です。
含有量に大きな開きがありますが、飲みやすさとのバランスを考慮しての結果という見方が強いです。

■食物繊維摂取量の目安は?
平均で1.5g、最大で3.6gも含有量を誇る青汁ですが、日常生活の中でどれほどの食物繊維を摂取すればよいのでしょうか? 1日当たりの目安は下記のとおりです。

30~49歳では男性が26g、女性が20g
50~69歳では男性が24g、女性が19g

食物繊維の摂取量は、エネルギー約1,000kcalに対して10gの摂取量が理想的と言われています。
※年齢によって摂取量は異なります。
上記が理想の摂取量ではありますが、厚生労働省の調べでは、平均摂取量が1日あたりわずか14gにとどまっているとの事です。
理想の摂取量にもう一歩届いていない状況ですね。
しかしながら、厚生労働省が発表している過去のデータによると、1950年代の日本人が摂取する食物繊維は20gを超えていたとの事。
昔の日本人はたっぷりと食物繊維を摂取していたようです。
洋食が普及することで、日本古来の野菜中心の食生活が変わってきた事を感じられる情報ですね。

■食物繊維が多ければ多いほど良いの?
では、食物繊維が多ければ多いほど優秀な青汁なのでしょうか? 一概にはそうとは言い切れません。
食物繊維には水溶性と不溶性があることをすでに説明しておりますが、不溶性の食物繊維は水分を吸収し、便を大きくすることで腸を刺激します。
つまり、不溶性の食物繊維を大量に摂取すると、大きな便がさらに大きくなり、逆に便秘になってしまう可能性もあります。
逆もまたしかりで、水溶性の食物繊維を大量に摂取すると便が緩くなってしまう可能性もあるのです。
多くの青汁は、水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく配合されておりますが、成分について詳細に記載されている青汁がほとんどですので、購入前にはきちんとチェックするようにしましょう。

■まとめ
美味しく豊富な食物繊維を摂取できる青汁。
水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく配合してくれている青汁は、効果的に効率よく美味しくいただくことが出来る最新型のレタス!?と表現しても良いのではないでしょうか? 食物繊維の知識を収集し、自分に一番マッチした青汁を探してみるのも新たな楽しみ方ですね。

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