青汁とは

青汁とクロレラの違い

クロレラは30代から50代の女性に人気を博している健康食品の名前として有名です。
青汁も有名な健康食品として愛されていますが、タブレット(錠剤)だとどっちがどっちだかわからないくらいよく似ています。
クロレラドリンクも青汁も同じ緑色です。
何がどのように違うのか、どっちが良いのか・・・そんな疑問が湧いてきます。
今回は、クロレラと青汁の違いについてご紹介させていただきます。

■青汁とは何でしょう?
青汁とは、九州発祥の健康食品で、主な材料は大麦若葉、明日葉、ケールなど。
それらをギューッと絞って汁を取り出したものです。
成分として、ビタミン、ミネラル、カルシウムを含み、特に食物繊維を多く含んでいるため便秘解消やダイエットなどを目的として飲まれています。
緑葉野菜だけでは独特の臭いと苦味が強く出てしまうため、果物等の果汁と合わせて飲みやすくしたものもあり、手軽に取れる野菜として広く愛されています。
幼児から成人まで、飲み方さえ守れば誰でも健康的に野菜成分を摂取できるため、非常に人気があります。

■クロレラとは何でしょう?
クロレラとは、海藻の一種です。
もう、この時点で青汁とは全く違います。
日本人に馴染み深いところでは、「ミドリムシ」と言えばイメージが湧きやすいでしょうか。
実際にクロレラはミドリムシの仲間でもあり、今からおよそ5億4千年前から存在していることがわかっています。
名前の由来は1890年にオランダ人の学者バイリンクが、ギリシャ語でchloros(クロロス=緑)、ラテン語でella(エラ=小さいもの)と掛け合わせて、クロレラ(=小さい緑)と命名されました 青汁と同様に栄養価が高く、抗酸化作用に優れており、特に腸内の善玉菌を成長させる成分を多く含んでいます。
腸内だけではなく、その葉緑素は「人間の細胞をも活性化させる」と言われており、多くの人に愛されています。

■青汁の効能とは?
青汁の効能として、よく取り上げられるのは「豊富な食物繊維による腸内洗浄効果」です。
水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれており、効果的に腸を刺激して老廃物の排出を促します。
さらに、抗酸化作用や代謝を助ける働きもあり、美容と健康の効果も期待できます。

■クロレラの効能とは?
効能について、全般的に青汁に似ているクロレラですが、クロレラだけの特徴を持っています。
クロレラには、「クロロフィル」と呼ばれる葉緑素物質が含まれており、この緑要素がコレステロール値の減少や貧血の改善に効果を発揮します。
青汁に比べて食物繊維の少ないクロレラがデトックス効果(老廃物の排出)を生み出すのも、このクロロフィルの働きによるものです。

■クロレラ青汁って知ってますか?
クロレラと青汁、そもそもの根本から違うものであることは説明しましたが、腸内洗浄効果や栄養価の高さ等、多くの点で共通の効能を持っています。
しかし、細かく見ると、食物繊維が豊富でビタミン・ミネラルを多く含む青汁と、葉緑素「クロロフィル」によって高コレステロールや貧血に効果を発揮するクロレラの違いがあり、どちらも甲乙つけがたい健康食品です。

どちらも良いとこどりが出来ないか・・・・と考えた人、私だけではないようです。
その名もズバリ「クロレラ青汁」!! 野菜の青汁と藻のコラボレーション。
効果を打ち消すことなく、お互いがお互いを高め合っている逸品です。
青汁の食物繊維とビタミン・ミネラルに合わせて、クロロフィルによる貧血防止とコレステロール低下。
単純にお互いの効能がプラスアルファとは行かない様子ですが、青汁とクロレラをそれぞれに単体で摂取するよりも、範囲の広い効果が期待できそうです。

■まとめ
同じような緑色で、似たような効能の健康食品ですが、全くの別物であることを理解していただけたと思います。
似たような効能であっても、得意分野はきっちり別れており、「食物繊維とミネラル・ビタミンの青汁」と「クロロフィルによるコレステロール・貧血対策のクロレラ」はどちらもとても特徴的です。
さらに、最近では、その2つをミックスした健康食品まで発売されています。
アレとコレを足し算したら良くなるかも?という安易な発想は、なかなか実現することは難しいのが世の常ではありますが、青汁とクロレラに関しては、その「世の常」を吹き飛ばすパワーがあるようです。
一度試してみてはいかがでしょうか。

ページのトップへ戻る